突如現れたWEBサイト「JAPAN WORLD CUP」。公開されたと同時に、そのとんでもないゲーム性で一気にファンを増やしました。
競馬のルールはそのままに、走る馬たちの躍動を見れるとおもいきや、スタート後の馬の走りは言葉では表せないほど斬新で、細かいところまで設定の行き届いたCG作品です。
全レースを収録したDVDも販売されていますので、是非見てみてください。
CINEMA KEIBA/JAPAN WORLD CUP(ジャパンワールドカップ)は、真島理一郎による短編CG作品。日本中央競馬会(JRA)及び全国競馬・畜産振興会が制作協力している。以下、レースとしてのジャパンワールドカップは第○回JWC、作品としてのJAPAN WORLD CUPはJWC○と表記する。
東京競馬場で、ドバイワールドカップや凱旋門賞・ブリーダーズカップ等を超える「1着賞金10億円」の競馬世界一決定戦「JAPAN WORLD CUP」を開催するという設定の映像作品。制作はスキージャンプ・ペア(SJP)や東京オンリーピック等の制作で知られる真島理一郎、実況にもSJPの実況で有名な茂木淳一を起用。アニメーション制作は「ファイアボール」「アップルシード13」のジーニーズアニメーションスタジオが手掛けている。
BGMとして実際に東京競馬場で使用されている関東GI競走の本馬場入場曲「Glory」が使用されている(JWC3の各レースもそれぞれの条件に合わせた本馬場入場曲・ファンファーレが使用されている)。実在の競馬関係者として細江純子(第1回のみ)・松岡正海も登場する。
2010年7月3日に『JAPAN WORLD CUP』が公開され、2010年11月19日には『JAPAN WORLD CUP 2』として一部の出走馬の入れ替えや演出強化などが行われた新バージョンが公開された。2011年4月8日からは、同月よりJRAが新たに発売する重勝式馬券『WIN5』のプロモーションを主な目的とした『JAPAN WORLD CUP 3』が公開された(第3回JWCは4月23日公開)。JWC3では更に、茂木が各レースを予想するコーナー「予想屋MOGYの俺に訊け!」も開設された。
JRA及び全国競馬・畜産振興会では本作品を通じて実際の競馬における馬券の買い方やレースの流れを疑似体験してもらうことを狙っており、「競馬初心者へのアプローチ」としての側面も持っている。WEB版のレース後には「やはり生で見たい!競馬場へ行こう!」の文字とともにJRAの初心者対象のキャンペーンサイトへのリンクが表示される。第1回JWCのレース後に「次は競馬場でお会いしましょう」と実況されているのも、この為である。
SJPなどと同様に、リアルな競馬とはかけ離れた破天荒な展開がネット上で話題となっている。また、JRAの広告としても高い評価を受けており、アジア太平洋広告祭(ADFEST 2011)サイバー部門銅賞・ダイレクト部門銀賞、第64回広告電通賞インターネット広告部門最優秀賞、第9回東京インタラクティブアドアワード(TIAA)ウェブサイト部門キャンペーンサイトカテゴリ金賞を受賞した。なお、広告会社は東急エージェンシーである。
WEB上では実際に当該レースの結果を予想し、その上位者に賞品をプレゼントするキャンペーンが行われている。
JWC1では、楽天スーパーポイントを(2010年7月31日21:00まで)をプレゼントするキャンペーンが行われた他、一部の映画館でも映画本編の前に本作品が上映され、映画館入り口で配布されるパンフレットに付属の「単勝馬券」に記載された番号の馬が勝った場合には全コンテンツが収録されたDVDがプレゼントされる。映画館で上映される映像は全8種類。
JWC2では、予想ゲームのポイント上位者にはedyがプレゼントされる(1週間ごとに集計、2010年12月26日まで)。またこれに合わせ、11月から12月にかけて開催中の競馬場への来場者1000名(サイトからダウンロードしたクーポン券と引換)に「ハリボテエレジー号」のフィギュアがプレゼントされた(配布場所・日程は競馬場ごとに異なっていた)。
JWC3では、4月22日までは「WIN5発売記念キャンペーン」として、5レースの予想的中者の中から抽選でトヨタ・FJクルーザー(JWC出走馬をモチーフにしたカラーリングも選択可能)・凱旋門賞観戦ツアー・edyがプレゼントされる。4月24日から6月30日までは「WIN5スタートキャンペーン・『WIN5シミュレーションゲーム』」として5レースの的中者の中から毎週抽選でEdyがプレゼントされる。同時に4月24日から6月9日まで「競馬ビギナー向けゲーム」としてJWC1,2と同じルールで上位者にedyがプレゼントされるゲームも行われる。
キャンペーン期間終了後は所持ポイントに応じた壁紙のダウンロードが賞品の代わりとなる。
プレイヤーには1000Pが与えられ、このポイント内で予想する。投票は1レースにつき3点まで、1点につき100P単位で100Pから99900Pまで投票可能。投票形式には単勝・馬連・馬単の3つがある。
3レース終了までに100P未満になるとゲームオーバー。3レース終了後のP残高で順位またはランクが決定する。ランキング登録時点でプレゼントの対象順位以内に入った場合には応募フォームが出る。何回でもプレイは可能。
1日20口が与えられ、このポイント内で5レースすべての1着を予想する。第4レースまでに的中馬券がなくなるとまた第1レースのサラ系箱障害から予想しなおさなければならない。20口がなくなると当日分終了。
投票方式はWIN5同様、以下の3通りがある。一部セレクト・ランダムでは同時に複数口の投票が可能。気に入らない場合は選びなおしもできる。
| レース番号 | レース名 | 格付け | 距離 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京9R | サラ系箱障害 | 1600万下 | 芝1400m | はてなボックスの中にあるものを使用する必要がある。 出走馬は突然変異などにより毛並みに特徴が表れている。 |
| 2 | 京都10R | コスプレステークス | オープン | 芝1200m | すべての出走馬がコスプレをしている。 |
| 3 | 東京10R | ハリボテ記念 | GIII | 芝1400m | すべての出走馬がハリボテでできている。 第1回、第2回JWCに出走している馬をモチーフにしたものが多い。 |
| 4 | 京都11R | アニマル国際 | GII | 芝1400m | すべての出走馬が新種のサラブレッド。 第1回、第2回JWCの出走馬も参加している。 |
| 5 | 東京11R | 第3回ジャパンワールドカップ | GI | 芝1600m |
日本の公営競技における投票券(とうひょうけん)とは各競技における競走対象の着順を予想して投票(購入)し、結果に即し配当を得るための券である。本項の倍率は、現在の日本で使われている100円に対する配当金を示す方式を用いる。
各投票券の投票法(投票法)の種類には、大別して以下の5種類がある。
枠を対象とした投票法は、上記の内では連勝単式および連勝複式のみである。
単勝式(たんしょうしき)とは、1着になる競走対象を予想する投票法である。
複勝式(ふくしょうしき)とは全競走対象数が5つ以上7つ以下の場合は2着以内に入る競走対象1つを、全競走対象数が8つ以上の場合は3着以内に入る競走対象1つを予想する投票法である。つまり全競走対象数が7つ以下の場合は予想した競走対象が1着・2着のいずれかであれば、全競走対象数が8つ以上の場合は予想した競走対象が1着・2着・3着のいずれかであれば的中となる。
JRAでは2006年10月7日から単勝式と複勝式をセットで発売する「応援馬券」というシステムを取り入れた。これは、マークカードに新設された「単+複」の欄と出走馬の馬番にマークすることでその出走馬の単勝式と複勝式の馬券を同時購入できるというものである。ただし購入は1口につき200円(単勝・複勝それぞれ100円ずつ)単位となる。
連勝単式(れんしょうたんしき)とは、上位着順を占める複数の競走対象の組み合わせをそれらの着順通り(順列)に予想する投票法である。連勝単式には対象となる競走対象の数により以下の2つに分類される。
二連勝単式(にれんしょうたんしき)とは、1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つをそれらの着順通りに予想する投票法である。例えば1着が13番、2着が9番の場合、13-9が的中となるが、9-13は不的中となる。
三連勝単式(さんれんしょうたんしき)とは、1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つをそれらの着順通りに予想する投票法である。例えば1着が18番、2着が9番、3着が10番の場合、18→9→10が的中となり、それ以外の組み合わせはたとえ3着以内であっても不的中となる。
連勝複式(れんしょうふくしき)とは、上位着順を占める複数の競走対象の組み合わせをそれらの着順に依らず順不同(組合せ)で予想する投票法である。対象となる競走対象の数や選ぶ組み合わせの数により、以下の3つに分類される。
普通二連勝複式(ふつうにれんしょうふくしき)とは、1着・2着になる競走対象の組み合わせ2つをそれらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。例えば1着が18番、2着が5番の場合、5-18若しくは18-5が的中となる。
拡大二連勝複式(かくだいにれんしょうふくしき)とは、3着以内に入る競走対象の組み合わせのうち2つをそれらの着順に依らず順不同で予想する投票法である。つまり予想した組み合わせが1着・2着、1着・3着、2着・3着のいずれかであれば的中となる。例えば1着が7番、2着が18番、3着が10番の場合には7-18、7-10、10-18の3つの投票券が的中となる。競艇を除く各競技は「ワイド」、競艇は「拡連複」と呼称している。
三連勝複式(さんれんしょうふくしき)とは、1着・2着・3着になる競走対象の組み合わせ3つをそれらの着順によらず順不同で予想する投票法である。例えば1着が13番、2着が1番、3着が8番の場合、1-8-13が的中となる。
重勝式(じゅうしょうしき)とは、複数レースにおける単勝式・複勝式・連勝単式・連勝複式のいずれか1つの投票法をまとめて予想する投票法である。
日本の競馬においては、1951年4月から、3個レースの勝馬を全て的中させる「三重勝単式馬券」を午前中のレースを対象に発売していた。中央競馬では、第1競走から第3競走(途中に取りやめた競走があった場合は飛ばして3つの競走で行うこともあった)を対象に発売され、最初の競走に的中した投票券を持っている者が、窓口で次競走の投票券と引換えて投票し、3競走目まで連続して的中した場合に初めて払い戻しを受けることができた。しかし、的中票を持っていながら次競走の投票を行わなかった為、「棄権」とされて無効になる例があったという。また、的中者無しになる場合もあり、その場合は100円あたり70円の特払い(払い戻し)が行われた。
中央競馬における重勝式の最高配当額は、国営競馬時代の1953年12月6日に、中山競馬場の第6回中山競馬第6日目に出た507,940円(投票総数13,765票中、的中2票)である。また中央競馬になってからの最高配当額は、1954年10月30日の中山競馬場で出たもので、507,080円(的中1票)となっている。この配当金額は馬番号連勝単式が導入されるまで、中央競馬の最高配当記録であった。
重勝式は、朝から競馬場に入場客を集める為の策として導入された馬券であった。頻繁に大穴も出たが、午前中のみの発売でもあり人気を得るには至らず、1961年には、中央競馬における総発売馬券額の僅か0.04%まで低下した事から、1961年の第1回中京競馬の開催を最後に発売を中止する事となり、8日目となる2月19日の発売を最後に姿を消した。後の競馬法改正により、発売可能な馬券の種類からも削除された。
21世紀に入ってから公営競技の各根拠法(競馬法、自転車競技法、モーターボート競走法、小型自動車競走法)が改定され、重勝式投票券の発売が再び認められるようになった。
まだ重勝式投票法が導入されていない公営競技場では、主にマスコミなどでの懸賞クイズやイベントなどとしてこの方法で予想が行われている。しかし公営競技全体の売上が減少傾向にあることから、宝くじ感覚で気軽に買えるうえ巨額な払戻金となる可能性も含む新投票法として導入を検討しているところもある。